琵琶湖の研究を支援しているNPO法人「びわ湖トラスト」がこのほど、高島市今津町今津に法人の事務所を開設。米国人画家のブライアン・ウイリアムズさん(58)=大津市在住=の琵琶湖の風景画が寄贈された。
びわ湖トラストは、県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)の研究予算削減で、水中探査ロボット「淡探(たんたん)」の運用が休止されたことを受け、今年4月に発足。先月19日には、募金を集めて淡探の調査再開につなげた。
事務所を開いたのは、高島市教委が倉庫として使用していた2階建て建物の1階部分約60平方メートルで、淡探が採取したサンプルを保管できるスペースも確保した。
同市安曇川町から眺めた琵琶湖を描いたウイリアムズさんの風景画は、縦約19センチ、横約75センチの水彩画で、事務所内に飾られた。同法人理事でもあるウイリアムズさんは「琵琶湖の環境問題はとても重要な問題。トラストの拠点ができ、とてもうれしい」と話した。 |