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182年ぶり本殿改築 高島の日枝神社・大水別神社
2008年12月29日
 滋賀県高島市今津町南浜の日枝(ひえ)神社・大水別(おおみくまり)神社の本殿がこのほど、182年ぶりに改築された。日枝神社は南浜の氏神で、氏子が費用を寄進したが、年々世帯数が減少しているため、氏子以外にも協力を呼び掛け実現した。

 日枝神社は二神が合祭され、水の神をまつり、五穀豊穣(ほうじょう)を祈っている。集落の変遷で数回移動、8世紀ごろから現在地にある。本殿は182年前に、地元で水運業に携わった個人の寄付で改築された。昨年1月に老朽化した本殿についてアンケートを氏子に実施、賛同が得られたため、同年10月に建設委員会を立ち上げた。

 今回の改築は、流造の本殿と拝み堂。いずれもひのき造りで合わせて15平方メートルほどの広さ。本殿の屋根はステンレス板でふいている。費用は約1300万円。南浜の世帯のほぼ半数の54戸の氏子のほか、約60世帯からも協力を得た。

 今月14日には200人が集まり完成の奉納を行った。建設委員長の堀井利男さん(78)は「皆さんの協力で完成した。お宮さんを守り続けたい」と話している。
京都新聞


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