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螽斯の池をビオトープに 高島の住民団体、案内板なども整備
2008年12月10日
 滋賀県高島市の水生動植物を守る住民団体「環境を守るいまづの会」(会員42人)がこのほど、同市今津町伊井にビオトープ「しゅうし(螽斯)の池」を整備した。会は「学校の自然体験学習に利用してもらえれば」と呼び掛けている。

 明治時代に伊井地区が造成した農業用ため池「螽斯の池」を利用。螽(いなご)がたくさん子どもを産むのにあやかり、池に子孫繁栄の願いを込めた。

 ビオトープは、県のみずすまし推進活動支援の補助と伊井地区や隣接地の所有企業の協力を得て整備した。池の周り約70メートルや山里を散策できる観察路350メートルも歩きやすいようにし、案内板や歩数の表示板も設けた。

 池には、上流300メートルからしみ出した水が流れ込み、水際にはヤノネグサやヒメシロなどの野草が生え、周囲にはコナラやコシアブラなどの樹木が点在する。新たに、池にメダカを放し、ヒツジグサやカキツバタも植えた。松見茂会長(81)は「地域の皆さんと一緒に整備ができ、気軽に散策できるようになった」と話している。
京都新聞


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