JR湖西線の防風柵完成記念式典と風力発電機稼働式が1日、大津市のJR比良駅と近江舞子駅でそれぞれ行われた。
防風柵は高さ2メートルのアルミ製で比良駅から近江舞子駅まで2・9キロにわたって線路の山側に設置された。JR西日本は、風の影響を6割軽減し、堅田−近江今津間の運行見合わせ時間を現在の約50時間から20時間に、影響人員を約7万2000人から2万人に減らせると見込んでいる。
比良駅であった式典には関係者ら約40人が出席し、線路の高架下に設置した防風柵モニュメントの除幕式が行われた。
また、近江舞子駅では風力発電機の稼働式があり、スイッチが押されると4枚の羽根が風を受けてゆっくりと回り始めた。電力はホームの照明や事務室の補助電力として使用するという。 |