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国の登録記念物:三井晩鐘と堅田落雁、文化審了承−−県内初
2008年11月22日
 近江八景に数えられる三井寺(大津市)の「三井晩鐘」と浮御堂(同)の「堅田落雁」について、国の文化審議会は21日、国の登録記念物(名勝地関係)への登録を了承した。同登録は全国に35カ所あるが、県内では初めて。また、国指定史跡「近江国庁跡附惣山遺跡・青江遺跡」(同市)に、新たに大型建物跡が確認された中路遺跡(同市神領2)を追加し、まとまった「近江国府跡」と名称変更することも決めた。

 04年度から始まった登録記念物制度は、国や県指定の名勝と違って、文化的評価の定まっていないものでも保存を図ることができるのが利点。近江八景では「唐崎の夜雨」など2点が県の名勝などに指定されているが、残り6点は八景とされた平安時代と風景が違い過ぎるなどで指定は難しかったという。

 今回選ばれた堅田落雁は、琵琶湖の水位変化や建て替えなどで風景が変わったため、これまで名勝指定はされていなかった。三井晩鐘も、三井寺が現在も寺院として続いていることから、指定は受けてこなかった。
毎日新聞


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