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家庭生ごみと無農薬野菜交換 高島の観光農園主、エコ生活を支援
2008年10月4日
 滋賀県高島市安曇川町下古賀で「楽農舎なごみの里観光農園」を営む坂下道良さん(44)が、エコ会員を募り、家庭で出る生ごみと同園の無農薬有機栽培の野菜と交換する取り組みを7月から始めた。

 脱サラで2005年4月に同園を始めた。1・2ヘクタールで季節ごとにイチゴ狩り、ブルーベリー摘み、芋掘りなどを行っている。地域の知的障害者などが農作業を通じて交流できる場も提供している。

 会員になれば、4人家族1カ月分の生ごみが入る18リットルの生ごみボックスと米ぬかなどで作った発酵を促す自家製のぼかし1キロが渡され、家で堆肥(たいひ)化を図る。ボックスがいっぱいになれば、同園で300円分の野菜や卵と交換できる。入会金は3000円。

 堆肥化した生ごみは回収し、畑の土に埋め、肥料とし利用できるようにし、循環型農業に役立てている。会員は5人ほどにとどまっている。

 坂下さんは「市の生ごみの処理には多額の費用がかかっている。家庭の生ごみはすごくいい肥料になり、いい野菜が採れる。家庭で地球について考える生活を始める手伝いがしたい」と話している。坂下さん携帯電話090(1150)3659。
京都新聞


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