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がん克服の81歳女性 着物再生、高島で初個展
2008年9月14日
 滋賀県高島市新旭町の高橋まつ枝さん(81)が同市安曇川町のギャラリー藤乃井で、着物をリフォームした洋服や小物など約100点を出品し、初の個展を開いている。26年前に大腸がんの手術をし、抗がん剤治療を経て完治、「作るのが喜び。老化の予防にもなる」と毎日、洋裁に励んでいる。

 高橋さんは子どものころから和裁が好きだった。戦争中は長女として農業で家族を支えたが、1946年に京都市の京都ファッションスクールで洋裁の基本を学んだ。結婚後、洋裁・和裁の塾を自宅で開き、紡績工場で働く針子に指導したこともある。一時、京都市内の百貨店のマネキンに着せるオーダー用のサンプル服も手掛けた。

 1982年に大腸がんの手術をし、抗がん剤治療を7年続け完治した。今は、孫3人や娘の洋服づくりを楽しんでいる。夜に集中できる、と作業は午後10時から午前2時に。デザインの発想が豊かだ、と知人の評価は高い。

 展示しているのは、ワンピースやスーツなどの洋服とパッチワーク、小物入れなど。高橋さんは「着る人の姿を想像するのが楽しい。作りたいものを作り続けたい」と元気いっぱいだ。17日まで。問い合わせはギャラリー藤乃井TEL0740(32)0150。
京都新聞


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