草津、彦根、高島3市にあるハナショウブの名所で、薄紫や白、ピンク色などの花々があでやかに咲き誇り、来園者を楽しませている。
◇高島市新旭町藁園の道の駅「しんあさひ風車村」
「新旭花しょうぶ園」では、気品のある花を写真に収めようと、多くの来園者が訪れている。
約3.8ヘクタールに250種約20万株を栽培。現在は、極早生品種の白い「初夢」や中手品種で黄色の「黄冠」などが咲いており、びわ湖高島観光協会新旭支所は「今年は例年以上に力強く立派に育った」と話している。29日までの午前9時〜午後6時(入園は午後5時まで)。入場料は大人500円、小中学生250円。
◇草津市下物町の市立水生植物公園みずの森
江戸系▽伊勢系▽肥後系▽長井古種――の4種類約300株を屋外で、4種類約200株を屋内で栽培。屋外の花は今月下旬ごろまで咲くという。
他にもキンポウゲ科の多年草クレマチスなど約300種類を植えた「丘の上の花園」などで、さまざまな草花を見ることができる。入園は大人300円▽高大生250円▽小中学生150円。問い合わせは同園(077・568・2332)。
◇彦根市の庄堺公園
市の花・ハナショウブがかれんな花をつけ始めた。例年並みの咲き始めで、これから順次開き、花の数も多くなりそう。同公園は市が十数年前に整備し、約4.2ヘクタール。このうち1200平方メートルのショウブ園には若水や初鏡、夕富士など28種類、約3000本が植わっている。週末は車で訪れるカップルや家族連れ、お年寄りのグループが増えるといい、15〜25日前後が見ごろという。 |