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ジビエ料理 普及に弾み 朽木猟友会が運営 シカ肉加工施設完成
2008年6月12日
 駆除したシカを食肉にする県内でも珍しいシカ専門の解体処理加工施設が滋賀県高島市朽木宮前坊に完成した。近く販売を始める予定で、ジビエ料理の普及に弾みをつけたいという。

 施設は地元の朽木猟友会が建設、運営する。朽木漁協の釣り人用休憩所を改修した施設は、木造平屋建て110平方メートル。解体室や調理室、保冷庫があり、事業費590万円のうち380万円は市から助成を受けた。

 同会の会員が、シカを持ち込み加工する。安心、安全な肉を提供できるように加工マニュアルも作った。年間100頭の加工を目指し、同施設で販売する。

 シカの農作物への被害は深刻で2006年の県調査では、高島地域で2550万円の被害があった。高島市によると、07年度に駆除したシカは738頭で、うち朽木地域は113頭だった。いずれも廃棄物として処分していたため、有効活用が課題となっていた。06年6月に、シカ肉料理の普及を図る高島ジビエ料理促進協議会も生まれ活動している。

 朽木猟友会の横山滋美会長(63)は「新しい高島の特産品として地域の発展に寄与していきたい」と話している。
京都新聞


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