官公庁や民間企業の一部で2日、「ノー上着、ノーネクタイ」に衣替えする「サマー・エコスタイル」が実施された。このうち、嘉田由紀子知事は高島特産のクレープ(ちぢみ)生地を応用したブラウス姿で登庁し、エコスタイルと地場産業の双方をアピールした。
県は省エネ徹底のため、70年代から職員の軽装を取り入れ、国の「クールビズ」の走りとも言え、9月末まで実施する。
環境社会学者の嘉田知事は昨年の衣替えでアフリカ・マラウイの民族衣装「チテンジェ」で登庁。今年はクレープ生地を応用したブラウスと工業用布から開発したスカートで県庁入り。クレープは吸汗性などに優れており、嘉田知事は「さらっとしている」と着心地をPRしていた。
また、大津市役所でも同日、軽装のエコスタイルがスタート。同市御陵町の本庁舎や出先機関で冷房を28度に固定し、ノーネクタイ、ノー上着で執務を始めた。
一方、滋賀銀でも男性行員が同様の軽装で勤務。冷房は各営業店舗26度、本部と関連会社は28度に制限した。同行は07〜09年度の「新世紀第3次長期経営計画」に「地球温暖化ガス6%削減」を掲げており、エコスタイルを徹底する。 |