今が旬の湖西の不動産情報掲示板
250号 41年かけ達成 高島・元高校教諭発行の冊子
2008年6月2日
 文芸評論や小説などを執筆する日本ペンクラブ会員の久保田暁一さん(79)=滋賀県高島市勝野=が発行する教育文化誌「だるま通信」が41年をかけ今春、250号を達成した。「やめようと思ったが支えてもらっている読者からもったいないと言われた」と継続を決意、8月末に251号を発行する。

 だるま通信は1968年1月、高島高教諭だった久保田さんが卒業生との交流や地域で求めている人と共に進んでいきたいの願いから発刊。「七転び八起き」から誌名をだるまにした。

 毎号、久保田さんが生活、文化、教育のエッセーを執筆、100号までは月刊、101号からは隔月刊、200号からは年4回の季刊にしている。現在は、A4判6ページで、寄稿や読者の声、主な活動も紹介している。読者は北海道から沖縄まで広がり、350部を妻節子さん(72)に手伝ってもらい郵送している。

 執筆依頼や講演、会合出席と多忙な日々を送っており、著書も中江藤樹の生き方と思想を紹介した「中江藤樹」(到知出版社)など30冊を超える。

 だるま通信発行のたびに全国から便りが送られてくる。「少しでも心を通い合わせ生きていけるようにと取り組んできた。自分だけの力では決してない。読者に感謝している」と話している。
京都新聞


HOME
Copyright (C) 2008 Shoei Real Estate Corporation. All Rights Reserved