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高島の「深山和春」最高位 全国菓子大博覧会で受賞
2008年5月20日
 滋賀県高島市安曇川町の菓子店「とも栄」社長の西沢勝治さん(45)が、このほど閉幕した「第25回全国菓子大博覧会・姫路菓子博」の工芸菓子の部に初出品した「深山和春(みやまにぎはる)」で最高位に当たる名誉総裁賞に輝いた。

 精巧な工芸品と呼べる作品は粉糖と寒梅粉などですべて手作り。縦1・5メートル、横1・4メートル。春をイメージし、デッサンを基に昨年4月から仕事の合間に延べ2カ月がかりで完成させた。藤、シャクナゲ、ツツジの花や岩から延びる松などが、菓子らしさを失わずに表現されている。松葉は5000本を超える。

 西沢さんは80年ほど続く菓子店の3代目。高島高卒業後、5年ほど京都で修行し、その後は自分で腕を磨いてきた。受賞作品は保存をしっかりすれば数10年は持つ。大きすぎるため、店頭では展示ができず、見てもらえる良い場所がないか検討している。

 西沢さんは「全体のバランスと色合いを考えた。お菓子でしかできないレイアウトがある」と話している。
京都新聞


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