健康野菜として知られるヤーコンを材料に利用した「うどん」と「もち」を滋賀県高島市のマキノ高原ヤーコン生産クラブ(渡邊近治代表)が商品化し、近く販売を始める。関係者らの試食会でも「おいしい」と好評だった。
同クラブは、10年ほど前に耕作放棄田の有効利用とサル、イノシシの獣害に強い作物としてヤーコンを栽培するために結成した。クラブ員は7人で、25アールほどで栽培している。5年前からは加工品のお茶、乾めんなども手掛けている。
今回、より消費拡大が見込めるうどん、もちに目を付けた。加工は市内の業者が行う。うどんは、イモをしぼった汁を入れ練っている。もちは、葉を粉末にしたものを入れる。
マキノ高原やピックランドなどの飲食店でもメニューに取り入れてもらう予定だ。販売はうどんが冷凍めん、もちは6個入りの真空パックで、マキノ町の道の駅などで扱う。価格は未定。
渡邊代表は「自慢は有機肥料で消毒しなくてもいい点。親しみやすいうどん、もちで健康になってもらえれば」と話していた。 |