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かまどご飯「味わって」 高島の限界集落に体験施設
2008年4月27日
 第2次大戦後に農地として開墾され、住民の半数が65歳以上の限界集落となっている滋賀県高島市安曇川町田中の泰山寺(たいさんじ)地区にかまどご飯炊き体験やカフェ、ブルーベリー農園を併設した複合施設が29日オープンする。滋賀県の経済振興特別区域制度を利用し、観光ソフト面で支援する高島市は「地域活性化につながれば」と期待している。

 同地区は標高220メートルで、台地に123ヘクタールの畑が広がり、専業農家20戸がダイコンを中心に畑作などをしている。施設名は「泰山寺ソラノネ紀伊國屋」。大津市伊香立でレストランなどを経営するブルーベリーフィールズ紀伊國屋(岩田康子代表)が手掛けた。

 野外のかまど棟で自炊したご飯を近くのカフェで地元の食材で作ったおかずと共に味わう。かまどは、戦後の燃料不足のときに考案された「愛農かまど」と呼ばれる省エネタイプで、間伐材などを使う。利用料は大人1500円、子ども1000円。

 スタッフの松山剛士さん(32)は「食、エネルギーを考え、コミュニケーションの場に利用してもらえれば。子どもたちの体験学習にも活用してほしい」と話す。予約制。問い合わせはソラノネTEL0740(32)3750。
京都新聞
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