大津市の比良山系のふもとで芸術や歴史、食を楽しむイベント「かんじる比良2008春」が12日、比良地域一帯で始まり、訪れた人たちが各地で比良の魅力を楽しんだ。
よし笛とギターのコンサートは西福寺であり、近江八幡市のグループ「ほっとらいん」の平尾卓さん(48)、美季さん(50)夫妻が童謡から歌謡曲まで約10曲を披露した。
参加者約100人は、よし笛の素朴で温かみあふれる響きに誘われ、「琵琶湖周航の歌」などを演奏に合わせて口ずさんでいた。
近くの成安造形大の学生も協力し、比良川南側に造形作品10点を並べた野外彫刻展や、抽象絵画などの「作家の仕事展」もあり、訪れた人たちが興味深く作品を見つめた。
地元の芸術作家や住民でつくる「スマイル比良」が昨年11月に続いて開いた。13日までで、展示は当日参加でも見られる。 |