大津市堅田地域の歴史や町に興味を持ってもらおうと同市本堅田の湖族の郷資料館一帯で6日、ウオーキングなどを楽しむイベント「堅田うらら」が開かれた。町おこしを図ろうと地元の市民団体「湖族の郷」が主催。この日は快晴に恵まれ、大勢の家族連れらでにぎわった。
浮御堂前では、イベントに合わせて、手打ちそばと近江米のおにぎりを提供する店が出店。地域の人、観光客などで大盛況となっていた。近くに住む主婦、八軒美枝さん(58)は「おいしかったです。地元のことを知ってもらえるこのようなイベントは良いと思う」と話していた。
また、ウオーキングには市内などから約20人が参加。一行は、「湖族の郷」郷長の細川源太郎さん(77)の案内で、近江八景の1つに数えられる浮御堂や、“とんち”で有名な一休和尚が修業に励んだと言われる祥瑞寺など堅田地域の寺や史跡などをめぐった。
細川さんは「初めての試みだが上出来。たくさんの人に来てもらえて喜んでもらえた。町がどんどん活気づくように、今後もイベントを計画していきたい」と意気込んでいた。 |