「ギャラリーとして活用してもらい交流の場になれば」と、滋賀県高島市今津町の江村千代さん(77)が喜寿を迎えるのを機に、自宅を「ギャラリー散歩路(みち)」と銘打って開放する。初の展示会は4日から水墨画や書道など自分の作品約50点を飾る。
江村さんは定年退職後、65歳からさまざまな趣味のクラブで作品づくりを始めた。「一人住まいなので話す相手が欲しかった。つくるより話すのがメーン。ぼけ防止にもなる」というが、2日から京都市美術館で開かれている「日本南画院展」二部に初入選し、書道も師範の腕前だ。
高島高正面で貸していた民家に引っ越し、2階の12畳と8畳の2室をギャラリーにして、1階でコーヒーが飲めて歓談できるスペースも設けた。初展示の準備は知人のクラブ員が手伝った。「いろんなクラブや個人の作品展に利用してもらえれば。訪れてしゃべるだけでも」という。15日まで。8日休み。問い合わせは江村さん携帯電話080(6182)1516。 |