今が旬の湖西の不動産情報掲示板
湖国に春、ほら貝高らか 大津で「比良八講」
2008年3月26日
 湖国に春の到来を告げる恒例行事「比良八講」が26日、大津市内や琵琶湖上で営まれた。比叡山延暦寺の僧侶や山伏、振り袖姿の稚児娘らが、ほら貝の音を響かせながら旧市街地を練り歩いた。一方、琵琶湖では水の恵みに感謝し、湖上交通の安全を祈った。

 一行約50人は午前9時に同市長等3丁目の本福寺を出発した。山伏たちがほら貝を吹きながら商店街などを通り、大津港までの約1キロをゆっくり歩いた。

 琵琶湖の船上では比良山系の打見山で採ったわき水「法水」を湖に注ぎ、水の浄化を祈願するとともに、水難者の霊を慰めた。また、同市南小松の雄松崎では黒松の植樹と護摩法要があり、参拝者たちが無病息災を祈った。

 比良八講は延暦寺の僧侶が平安時代に比良山中で始めたとされる。この法要を機に、比良山系から吹き下ろす強風がやみ、春本番を迎えるとされている。
京都新聞


HOME
Copyright (C) 2008 Shoei Real Estate Corporation. All Rights Reserved