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琵琶湖の美しさ、写真で伝えたい 京の男性、高島で展示
2008年3月20日
 「地元の人に見てほしい」と十数年前から琵琶湖を撮り続けている京都市中京区の糸乗(いとのり)政治さん(77)が、滋賀では初の写真展「琵琶湖に寄せて」を高島市今津町の今津東コミュニティセンターで開催している。琵琶湖の風景とヨシを撮った半切版から全紙までの28点。独自性があり色合いが素晴らしい作品が来客者の目を引いている。

 糸乗さんは1991年、京都市内の小学校教諭を定年退職したのを機に、趣味で写真を始めた。「自分の世界をつくれ。人のまねをするな」と教えてくれた写真家安岡孝治さんに引かれ94年から「ゆったりとして美しく、居るだけで幸せ」という琵琶湖に足を運ぶようになった。96年にはびわこフォトコンテストで今津町の漁師を写した作品で大賞を受賞した。

 昨年6月に大腸がんの手術を受け、抗がん剤の投与を続けながら月に4回ほど琵琶湖を訪れている。「10回のうち1、2回は撮影にすてきな日になる。100枚撮っても99枚は失敗で、琵琶湖の女神に会えるかと期待と不安がある」と話す。

 24日まで。無料。県立琵琶湖博物館(草津市)でも28日から4月13日まで開催する。
京都新聞


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