JR湖西線の西大津駅(大津市皇子が丘2丁目)と雄琴駅(雄琴北1丁目)が15日、それぞれ「大津京駅」と「おごと温泉駅」に改称された。両駅では記念式典が開かれ、関係者らが駅の新たな出発を祝った。
大津京駅は、約1300年前に、天智天皇が近辺に都を移したことにちなむ。おごと温泉駅は県内最大規模の宿泊規模を持つ雄琴温泉の最寄り駅。それぞれ住民団体や観光協会など、地元からの要望を受けて、市がJRに改称を要望していた。
午前10時過ぎから開かれた大津京駅の記念式典は、JR西日本の大橋幸之助・京都支社長や大津市の田中勲収入役をはじめ、地元関係者ら約50人が参加。くす玉を割って改称を祝った。おごと温泉駅では、この日に合わせて、駅前に足湯もオープンした。
大津京駅をめぐっては「歴史的根拠のない名称」などとして、一部の識者や歴史愛好家らが改称に反対している。 |