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棚田:守りながら米作りの体験を オーナー60組募集
2008年3月9日
 県内で唯一、「日本の棚田百選」に選ばれている高島市畑(はた)の「畑の棚田」の農家らでつくる「畑棚田保存会」は、田植えや稲刈りなどの農作業に取り組むことができる「棚田オーナー」を募集している。

 畑の棚田は、標高約400メートルの山間部の高低差約100メートルに、約360枚の田んぼがある。オーナー制度は、昔ながらの棚田の保全や都市住民との交流を目的に、00年から実施している。

 募集するオーナーは▽田植えと稲刈りをする「おまかせ」▽「おまかせ」にあぜぬりや草刈りなどを加えた「こだわり」▽地元農家と連絡を取り合って稲作に取り組む「超こだわり」――の3コースで、計60組の募集。

 費用は、1区画(100平方メートル)年間3万円。収穫したコシヒカリの玄米約40キロと地元の特産品がプレゼントされる。

 ◇酒オーナー20口も募集

 棚田で稲刈りなどの一通りの農作業に取り組み、収穫後の米で作った純米吟醸酒(10本)などが分けてもらえる「酒オーナー」もある。費用は一口3万円(年間)で、計20口の募集。

 応募締め切りは31日。申し込み、問い合わせは、市高島支所地域振興課(0740・36・2008)。

 ◇棚田状の畑で野菜栽培も−−地元農家が指導します

 同市鵜川の棚田状の畑「鵜川ふれあい農園」でも、野菜などを栽培する農作業体験者を募集中。地元農家が栽培方法などを丁寧に指導してくれる。1区画(35平方メートル)年間9000円。17日締め切り。申し込み、問い合わせは、「うかわファームマート」(0740・36・1443)。
毎日新聞


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