大津市木戸のレジャー施設「びわ湖バレイ」にこのほど、日本最速のロープウエーが完成した。ゲレンデまでの時間が短縮され、スキーシーズン後も春から夏にかけて開くイベントに、多くの利用者を見込んでいる。
ロープウエーは昨年6月に着工。総工費約30億円をかけて今年2月8日に完成した。121人乗りで最高時速は43キロ。これまでは4人乗りと小さく、山ろく駅からゲレンデのある打見山(1103メートル)の山頂駅まで約8分かかったが、新しいロープウエーで約3分半に短縮され、一度に大勢の人を運べる。通常は12分間隔で運行するが、利用者が多い時は最高で6分間隔で対応するという。
スキーにきていた京都市右京区、農業九嶋英明さん(37)は「広々として乗り心地もよい。夏には登山もするのでうれしい限り」と話していた。 |