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寒い時は自分で発熱 高島 ザゼンソウの不思議講演
2008年2月24日
 ザゼンソウシンポジウム(同実行委主催)が23日、平地では国内最南端のザゼンソウ群生地として知られる滋賀県高島市今津町の今津東コミュニティセンターで初めて開かれ、約150人が熱心に聞き入った。

 「発熱植物ザゼンソウの不思議」と題して講演した岩手大の伊藤菊一教授は、ザゼンソウが地球で発見されている植物で唯一、寒い所で発熱すると指摘。気温が氷点下でも体温を20度以上に調整する熱制御システムを説明した。

 発熱するのは、花の部分にあたる内穂花序の外側で、温度センサーも兼ね、プラスマイナス0・9度の温度変化も感知していることを紹介した。

 また、熱制御の仕組みについて▽30分間自分の体温を観察する▽必要なら発熱量を変える▽体温が安定するまで繰り返す−のザゼンソウ3原則を指摘。「ザゼンソウ型制御方式のエアコンの商品化も進んでいる」と話した。このほか、「ザゼンソウの未来」をテーマにした討論会や「いまづ自然観察クラブ」の松見茂顧問による群生地の四季の映像紹介もあった。
京都新聞


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