廃校生かし若者育成を 高島 民間の通信制高校に認可書交付
2008年1月9日
 滋賀県高島市今津町椋川の旧今津西小椋川分校を活用し4月1日に開校する民間の通信制高校「ECC学園高」の設置認可書交付式が9日、高島市役所であった。

 予備校や外国語学校を営む株式会社ECC(総本部・大阪市)が、高島市の構造改革特区「株式会社による学校設置」に基づき、学校設置を申請していた。昨年12月末に学校設置認可を受け、昨年7月に廃校になった今津西小椋川分校を有償貸与され、開校する。

 交付式で海東英和市長が「19年間休校だったが新たな若者たちを育てる拠点になる」とあいさつ、山口勝美ECC社長は「素朴な自然の中でスクーリングができ、お互いにいい持ち味がだせる」とこたえた。

 同高は、高校の不登校生や途中退学者を対象にした総合学科の通信制高校で、1学年は定員200人、修業年限は3年。椋川の学舎では、年2回2泊3日のスクーリングを行う。初年度のスクーリング利用者は約40人を見込んでいる。さらに同社がかかえる三十数万人の児童、生徒のキャンプやサマースクール、スプリングスクールでの利用も検討している。

 椋川地区は36世帯66人。65歳以上が人口の約65%を占める限界集落の一つで、地域活性化への期待もある。
京都新聞


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