滋賀県内各地の神社は2日、初詣に訪れた家族連れやカップルなどでごった返した。無病息災や家内安全を願い、手を合わせる参拝客の姿が途絶えることなく続いていた。
大津市神宮町の近江神宮では、元日までに約7万人の人出があった。お守りや破魔矢など縁起物を求めたり、おみくじの結果に一喜一憂する姿が見られた。
拝殿で熱心に手を合わせていた副島龍さん(31)と上野佳子さん(28)=いずれも守山市=は「経営しているカフェの仕事に一生懸命打ち込みたい」「健康などいろいろな事が幸せであれば」とそれぞれ話した。
日吉大社(大津市)では、約8万人が訪れた。ネズミがえとということもあり、「鼠社(ねずみしゃ)」を訪れる参拝客も例年に比べ多かった。
多賀大社(多賀町)では、5年がかりの「平成の大造営」を終え、一新した本殿で、親子連れなどが手を合わせた。初雪などの影響もあり、参拝客は昨年より2万人ほど少ない約18万人だった。 |