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「琵琶湖は豊か」写真家ら語る 高島 環境省表彰の団体が「語る会」
2007年12月22日
 わき水を生活用水に使う昔ながらの台所「川端(かばた)」で知られる滋賀県高島市新旭町針江の針江生水(しょうず)の郷委員会は22日、地元の明生会館で嘉田由紀子知事と世界の自然を紹介してきた写真家今森光彦さんを招き、語る会を開いた。地元住民ら約50人が熱心に聴き入った。

 同委員会が11月に環境省のエコツーリズム大賞の特別賞を受賞した記念に、地域の子どもたちにプレゼントしたいと企画した。2人は調査や撮影で何度も訪れている大の針江ファンで、水環境を守り伝えることを熱っぽく子どもたちに訴えた。司会は地元に住む海東英和市長が行った。

 嘉田知事は「家の中にわき水がわきそれが飲める、そんな川端をつぶす家が出てきて、もったいないと10年前から次の子どもたちに伝える運動をし、みなさんから教えてもらったものを琵琶湖博物館に展示物として入れた」と話した。地球温暖化が琵琶湖に与えている影響も指摘した。

 今森さんは世界38カ国を訪れ熱帯雨林や砂漠なども撮ってきたが「海外に行くようになって余計に日本が撮りたくなり、それが針江だった。海外の自然の厳しさに比べ琵琶湖は豊か。人が素晴らしく針江で勉強させてもらった」と撮影のエピソードを交え話した。
京都新聞


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