滋賀県湖北地方の冬の味覚、マガモの出荷が最盛期を迎えた。西浅井町菅浦で養殖、販売を手がける「鴨(かも)の里の会」では全国の料理店向けや鴨すき用の宅配セットの発送作業に追われている。
タンパク質やカルシウム分が多く、栄養価が高いとされているカモ肉を湖国の特産にしようと、同会が20年以上前から町内の飼育場などで生産している。
今年は約4000羽を飼育し、11月初めに初出荷した。年末年始の贈答用の需要がピークを迎える今月中旬には1日200羽分を発送するという。
同会の藤川浩さん(44)は「11月後半から寒さが本格化し、脂がよくのってきた」と話している。出荷は例年2月下旬ごろまで続く。
価格は1羽分(約850グラム)で7800円。半羽分(約430グラム)4300円。問い合わせは同会TEL0749(89)1188。 |