高島県事務所や地元の猟友会メンバーらによるキジの放鳥がこのほど、高島市内の3カ所で実施され、約100羽が野山に放たれた。
放鳥は、野生鳥獣の保護や増殖を目的に県が毎年実施。同市今津町酒波の林道では、県猟友会今津支部メンバーと同事務所環境森林整備課の職員の2人が、甲賀市土山町で育った雄雌15羽ずつを放鳥。かごの中に入った体長20センチほどのキジは、ふたを開けると勢いよく空に飛び立った。
同事務所は、来年2月ごろにも同市マキノ町や安曇川町などで再び放鳥する予定。県猟友会今津支部の藤原正治支部長(75)は「キジが相当減っていたが、放鳥によって増えてきた」と話していた。
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