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霧の海、山々漂う 高島・朽木で雲海
2007年11月3日
 雲海の名所として知られる滋賀県高島市朽木小入(おにゅう)谷に3日、山々が島になり霧が水面のように漂う雲海が広がった。10月下旬から無風で冷え込む晴れの日に見られることが多くなっている。

 雲海が観察できるのは福井県境の中央分水嶺にある「おにゅう峠」(標高820メートル)へ向かう林道小入谷線の峠付近。朽木の中心部から車で約40分かかる。この日は撮影の各ポイントで20人ほどの写真愛好家が午前6時20分ごろの日の出を待ち、次々にシャッターを切っていた。

 林道沿いでは高島市役所の登山サークルが呼び掛けた市職員の雲海ツアーの参加者約20人も加わり、放射冷却で生まれた霧が作り出す幻想的な風景と紅葉を楽しんでいた。

 積雪で林道が利用できなくなるまで気象条件がそろえば雲海は見られるという。
京都新聞


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