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比良駅−近江舞子間に防風柵 JRが湖西線に設置へ
2007年10月24日
 JR西日本は24日、比良山系から吹き下ろす強風によって運転規制が頻繁に起こるJR湖西線比良駅−近江舞子駅間(大津市)に、防風柵を設置することを明らかにした。柵の完成は2009年3月の予定で、年間の運転見合わせ時間が現在より約6割減らせるという。ダイヤの乱れに悩まされてきた利用者にとっては朗報となる。

 防風柵は金属製で、両駅間の沿線2・9キロにわたって山側に線路から高さ約2メートルまで設ける。工事は来年4月からで、費用は約11億円を見込む。

 湖西線は現在、秒速20メートル以上の風が吹くと徐行、25メートル以上で運転見合わせとなる。昨年度に同線で運転を見合わせた日数は28日に及んだ。防風柵が設置される比良駅−近江舞子駅間は特に風が強く、規制解除まで時間がかかる傾向がある。

 防風柵設置後は、この両駅間に限って強風規制値を見直し、山側からの風は25メートル以上で徐行、30メートル以上で運転見合わせとする。

 規制の緩和によって、堅田駅−近江今津駅間での運転見合わせ時間が昨年度の約50時間から約20時間に、影響人員も約7万2000人から2万人に減らせると想定している。JR西日本京都支社は「より安定した輸送サービスを目指す」としている。
京都新聞


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