「箱館そば」の産地として知られる高島市今津町の箱館山ろくで、ソバの花が一斉に咲き、のどかな田園地帯を白く染めている。一部の畑では、通常の白ソバの中に赤ソバが混じり、まるで白いじゅうたんにピンクの花模様をちりばめたよう。ソバは11月末から収穫され、地元のソバ店などで提供される。
今津町農協によると、町内では、地元農家が早場米のハナエチゼンの収穫が終わった農地など計約15ヘクタールでソバを作付けしている。ソバの花は先月下旬から次々に開花し始め、あぜ道には真っ赤なヒガンバナの姿も。見ごろは今月中旬ごろで、気温が下がると、赤ソバの色づきも良くなり、さらに美しい風景が広がる。
同町農業青壮年の会(0740・22・3955)は、満開を迎えたソバの花をテーマにしたフォトコンテストを開催。同町観光協会や地元の「いまづ自然観察クラブ」などは14日、ソバ畑を見学した後、ソバ打ち体験ができるウオークイベントを開く。参加費2000円。申し込みは同町観光協会(0740・22・2108)。5日締め切り。 |