健康作りの登山を楽しむ恒例の「チャレンジ比良」(京都新聞社など主催)が30日、大津市の比良山系であった。参加した夫婦や親子連れは雨の中、山頂を目指して懸命に歩を進めた。
県内外から登山愛好家ら241人が訪れ、ふもとから5キロと8キロの2つのコースに分かれて出発した。雨でぬかるんだ地面に足を取られる場面もあったが、参加者はつえを使ったりして急な坂などの難所を切り抜けていた。ゴールの打見山の山頂(標高1103メートル)まで、最も早い参加者は2時間20分で登り、午前11時になると、続々と到着する姿が見られた。
夫婦で毎年参加している大津市本堅田4丁目、無職小池重幸さん(76)は「雨が降って残念だったけど、ヒガンバナが咲いており、秋の訪れを感じました」と心地よさそうに汗をぬぐっていた。 |