琵琶湖を中心に、滋賀についての知識を問う「びわ湖検定」の実施に向けた実行委員会の設立会議が7日、大津市の厚生会館別館で開かれた。今後、実施要項やテキストなどを作成し、来年度中の実施を目指すことなどを決めた。
びわ湖検定は、琵琶湖を中心に恵まれた自然環境や、歴史や文化などの優れた観光資源を再発見し、県外への情報発信や地域の人材育成に役立てようと、昨年度から県などが検討。検定は1−3級を設け、琵琶湖を軸として環境と観光について出題する方針をまとめている。
この日の会議には、県の観光と環境の担当部署や、びわこビジターズビューロー、滋賀グリーン購入ネットワークなどの団体から選ばれた11人の委員が出席。本年度の事業計画を決めた。だが、びわ湖検定の出題内容については、「環境と観光では幅が広く、検定が誰をターゲットにして何を目指しているか、漠然としてしまう」と言った意見や、当面3年間の実施について「1級まで合格しようとすると、3年では短すぎるのでは」と言った意見も出された。
同委員会では今後、テキストと問題作り、企画広報の2つのワーキンググループを設置し、詳細を決める予定。 |