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大津・雄琴駅前に足湯を設置 駅名改称との相乗効果も期待
2007年8月22日
 大津市の雄琴温泉が、最寄りのJR雄琴駅が来春にも「おごと温泉駅」に改称されるのに合わせ、駅前に足湯の設置を計画している。旅館などが加盟する「おごと温泉観光協会」の針谷了会長(56)は「足湯で雄琴温泉をアピールし、駅名改称との相乗効果も期待したい」と意気込んでいる。

 足湯は同駅前東口に設置。6人程度がつかれる大きさで、琵琶湖をイメージさせるような屋形船の外観にする。湯は専用のタンクローリーで温泉から運ぶ。工費は約500万円で、年明けにも着工。足湯の設置に合わせ、駅前にある同温泉の看板も新調し、観光客にアピールする。

 針谷さんは「駅名改称は長年の悲願。電車内などでのアナウンス効果は計り知れない。足湯は、市やJRに頼るだけでなく、雄琴温泉自体でも何かいいPR法はないかと考え出てきた案。駅に降りた観光客に温泉街をアピールできると思う」と話す。

 雄琴温泉ではここ数年、若手経営者が中心となり、各旅館の改装や、サービスプランの充実、イメージキャラクターの開発など集客へ向けた積極的な取り組みを続けてきた。駅名改称には約3万5000人の署名を集め、JR西日本などに提出。そうした努力により、歓楽街のイメージで見られ低迷が続いた温泉街を見事に復活させた。

 10年前にはなかった修学旅行の宿泊も増え、今年は5月だけで1万2000人が訪れた。女性客の取り込みにも成功。低迷期には2割ほどだった個人客も現在8割に伸び、そのほとんどが女性客という。宿泊・日帰り客は平成元年には年間約34万人だったが、18年は約53万人に。協会は駅名改称でさらに活性化を期待している。
産経新聞


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