厳しい残暑が続く中、滋賀県甲賀市内などの田んぼで、わせ品種の稲刈りが早くも始まった。照りつける日差しの下で農家が作業に汗を流している。
同市甲南町磯尾の農業木村靖宏さん(36)は、湖南市の集荷販売業者との契約で約3・5ヘクタールに「あきたこまち」を栽培している。稲穂が実り、18日から稲刈りを始めた。
木村さんは「風もあり、それほどきつくないですよ」と、ペットボトルのお茶を飲みながらコンバインで刈り取りに励んでいた。高温続きで品質への影響も少し心配というが、収穫したコメは22日にも滋賀県内などのスーパーに並ぶ。
一方、高島市今津町酒波では20日、農業法人・アグリ今津が「ハナエチゼン」の稲刈りを開始。この日は約4ヘクタールを刈り取った。 |