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ミスター卓球、荻村さんの生涯描く 高島出身のライターが本に
2007年8月8日
 卓球の元世界チャンピオンで、国際卓球連盟会長を務めた荻村伊智朗さん(東京出身、1932−94年)の生涯を、滋賀県高島市出身のフリーライター城島充(本名・小島康弘)さん(41)=大阪市=が、ノンフィクション本「ピンポンさん」としてまとめた。

 城島さんは新聞記者だった7年前、大阪五輪招致の取材で、「ミスター卓球」と呼ばれた荻村さんの存在を知った。荻村さんはすでに亡くなっていたが、関係者が語る荻村さんの人間性に魅せられ、退職後も取材を深めてきた。

 本は、無名時代から荻村さんを支えた東京・吉祥寺の卓球場主上原久枝さんとの母子のような交流を軸に展開。上達のためなら妥協を許さない孤高の荻村少年が、上原さんとの交流を通じて心を培い、選手としてだけでなく、指導者としても活躍して、卓球を通じた外交にも力を注ぐ姿を描いている。城島さんは「濃密な人間ドラマを、卓球を知らない人にもぜひ、読んでほしい」と話している。出版元は講談社、1800円。全国の書店で販売中。
京都新聞


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