昨年は中止した滋賀県高島市今津町の花火大会が、今年は住民からの寄付が集まり復活する。8月1日夜に約1000発が湖上を彩る。 同町の花火大会は60年近く続いており、高島市内で一番古いという。商店街などが寄付金を出し合い旧今津町が不足分を補助してきた。昨年は合併後の高島市が花火への補助を市内全域で取りやめたため、やむなく中止した。
■1日、1000発打ち上げ
その後、住民の間から花火がないと寂しいとの声が多く寄せられたことから、町観光協会、町商工会や地域まちづくり委員会などで実行委員会を結成。旧今津町全域の世帯に区長を通じて一口1000円の寄付を呼び掛けたところ、商店や企業分も含めて約350万円が集まり、千発が打ち上げられることになった。観光協会では町内の半数以上の世帯が協力してくれたとみている。
花火は、近江今津ふるさと夏まつりの一つとして催され、浜通りの湖岸で午後9時十分に開始される。
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