滋賀県高島市新旭町の風車村にある花しょうぶ園のハナショウブが見ごろを迎え、一面に広がる色とりどりの花びらが、多くの観光客を楽しませている。
園には、全国各地の約350種類20万株のハナショウブが約2ヘクタールにわたって栽培されている。例年は6月初めには見ごろとなるが、今年は春に寒暖の差が激しかったせいか見ごろが10日ほど遅れていた。
薄紫色の「初烏(はつがらす)」や濃い紫色の「千早の昔」、ピンク色の「桃児童」などが競うように咲き誇り、観光バスなどで訪れた人々は、園内の板敷きの通路から花を眺めたり写真を撮ったりしていた。新旭町観光協会によると、開園期間が終了する7月1日まで、見ごろは続くという。
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