滋賀県高島市勝野の高島小に8日、地元の大溝祭保存会メンバーが訪れ、祭り囃子(ばやし)の演奏や楽器の鳴らし方の指導を行った。
大溝祭は毎年5月3、4の両日に、5つの組それぞれの曳山(ひきやま)が、祭り囃子を響かせながら旧大溝藩城下町一帯を練る。この日の演奏は、児童に地元に残る伝統音楽の独特の節回しを味わってもらうとともに、希望者には来年の祭りに参加してもらう目的で行われた。
5年B組の音楽の時間に、5つの組のうち巴(ともえ)組の10人が訪れ、29人の児童に横笛、かね、太鼓で祭り囃子を披露。この後、持ってきた横笛が配られると、児童は保存会メンバーのアドバイスを受けながら、良い音を出そうと懸命に吹き鳴らしていた。
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