震災時に交通機関がまひした場合に徒歩で帰宅するための訓練「サバイバルウォーク」が27日、滋賀県の大津市と高島市であった。参加者約110人が3つのコースに分かれ、公衆トイレやコンビニの位置を確認しながら、ゴールの高島市の新旭公民館を目指した。
たかしま災害支援ボランティアネットワーク「なまず」が開いており、今年で5回目。参加者はJRの堅田駅、近江舞子駅、近江高島駅の3カ所からそれぞれスタートし、励まし合いながら最長35キロを歩いた。
歩いた後は心肺蘇生法の実演があり、参加者は震災に対する意識を高めていた。JR近江舞子駅から歩いた高島市安曇川町西万木の川越数美さん(70)は「震災はいつ起こるかわからない。経験できてよかった」と話していた。 |