化粧まわしをつけた地元の若者がみこしを担いで集落内を練り歩く、海津力士まつりが29日、滋賀県高島市マキノ町海津の海津天神社周辺で行われ、地元の人や観光客でにぎわった。
まつりは、江戸時代に回船問屋で働く若者が、神社境内の草相撲で豪華な化粧まわしをつけて力を競い合ったのが起源とされ、今も若者たちが化粧まわしをつけてみこしを担ぐのが慣例になっている。
みこしの巡行は午後1時と夕方の2回行われ、海津天神社を出発した2基のみこしは、海津と西浜の両集落に分かれ、約2キロずつ練り歩いた。
途中、竜や雷神などの絵や文字の入った化粧まわしをつけた若者ら担ぎ手約30人が掛け声をあげながら、みこしを大きく揺すってみせると、見物の人からは歓声が上がっていた。
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