「平和の火・列島リレーin高島」の催しが29日夜、滋賀県高島市新旭町の新旭水鳥観察センターで開かれ、参加者はろうそくの明かりの中で、平和について思いをはせた。
「平和の火」は62年間燃え続けている原爆の残り火。福岡県星野村の住民の1人が、叔父の形見として広島から持ち帰って守り続け、68年から村が引き継いだ。
リレーは、6月22日から30日まで開かれる「アースデー北海道」のため星野村から運ぶもので、高島市での催しは昨年10月から新旭水鳥観察センターを拠点に活動している鈴木匠さん(31)、佳子さん(34)夫妻らが企画した。
催しには市民約20人が集い、この日到着した平和の火から1人ずつ和ろうそくに採火。温かな光の中で、それぞれの思いを用紙に書きとめていた。 |