今が旬の湖西の不動産情報掲示板
琵琶湖の風水害や暮らしなど 国交省、写真1万点をネット公開
2007年4月6日
 国土交通省琵琶湖河川事務所(大津市)はこのほど、所蔵する明治時代からの資料写真約1万点について、インターネット上で公開を始めた。河川・砂防工事や風水害の被害状況、湖岸の人々の暮らしぶりなど多岐にわたり、琵琶湖開発の歩みや湖岸の移り変わりを知ることができる。

 「琵琶湖河川情報ボックス(B−BOX)」と名付け、▽空から見た景色▽琵琶湖沿岸の風景▽地域の災害▽瀬田川に関する資料−など10のキーワードごとに写真を見られるようにまとめた。

 例えば、「地域の資源」というキーワードを開くと、湖岸の水泳場、漁港、琵琶湖周辺の石碑などさらに8つのキーワードが表示される。ここから「漁港」を選ぶと、1962年の渇水時に船が湖底につきそうになっている写真や、70年の今津漁港や海津漁港の写真が表示され、撮影場所も航空写真で見ることができる。同事務所の歴代パンフレットや工事の際の測量データなども公開した。

 同事務所は業務の一環として多数の記録写真を撮影してきた。県内各地に大きな被害をもたらした53(昭和28)年水害時の草津川決壊状況や、南郷洗堰の下流側に建設中の瀬田川洗堰の航空写真など、資料価値の高い写真を多数公開している。古くは明治末期の砂防事業の記録もある。

 同事務所は「当初は事務所内部の写真データベースをつくる予定だったが、琵琶湖で行われた事業や河川事務所の役割を広く知ってもらうため公開することにした。写真の使用も自由なので、多くの人に利用してほしい」と話している。アドレスはhttp://www.bbox.biwakokasen.go.jp/
京都新聞


HOME
Copyright (C) 2007 Shoei Real Estate Corporation. All Rights Reserved