滋賀県高島市今津町深清水の自然観察拠点施設「家族旅行村ビラデスト今津」の山開きが1日行われ、参加者は式典の後、散策や登山を楽しんだ。
同施設は標高550メートルの山上にあり、毎年4月1日に「山開き」と称する開村イベントを実施。11月まで宿泊者を受け入れるとともに観察会や木工教室を開く。
この日は安全祈願の神事とテープカットの後、県内や京都府からの参加者とスタッフ計約50人が、山菜ご飯やイノシシの肉が入ったぼたん汁で腹ごしらえ。今津山上会の案内で近くの滝谷山(標高736メートル)に登ったり、いまづ自然観察クラブの観察会に同行してマンサクやクロモジなどの花を眺め、春の1日を楽しんだ。
滝谷山に登った宇治市五ケ荘、会社員佐野尚さん(46)と妻の悦子さん(44)は「インターネットで見つけ参加しました。ガイドしてもらえるので安心です」と話していた。 |