雪解け水に感謝し春を祝う祭り「針畑どんど」が3日夜、滋賀県高島市朽木中牧の「針畑郷山村都市交流館山帰来(さんきらい)」で開かれた。巨大などんどに点火された炎が夜空を焦がし、参加者を楽しませた。
昔ながらの針畑地区のどんどをNPO法人(特定非営利活動法人)朽木針畑山人協会が引き継いで6回目。今年は初めて雪のない中での催しとなったものの、京都や大阪方面などからの参加者と地元の人ら合計約50人が集まった。
郷土料理による交流会の後、参加者は午後7時になると近くの田の中央に竹やカヤで高さ4メートルに組み上げられたどんどの周囲に集合。亥(い)年生まれの4人が点火すると炎は空高く舞い上がり、一斉に拍手が起きた。
また、近くの朽木西小の児童らの書き初めを燃やして、字の上達を祈った。
|