滋賀県高島市は北西に隣接する福井県若狭町と「災害時の相互応援に関する協定書」を結び、20日、高島市役所で調印式を行った。
高島市の他市町との相互応援協定は大阪府吹田市、同守口市に続いて3例目。合併前の旧今津町と旧福井県上中町が「近隣町防災協力協定」を締結していたことから、両町がそれぞれ合併したのを機に、あらためて調印した。
協定書はいずれかの地域で災害が発生した場合▽救出活動や応急復旧活動への職員派遣▽食糧や水、生活必需品の提供▽医療や防疫の資機材提供−などの応援を行う内容。隣接する利点を生かし、避難者や傷病者の受け入れも盛り込んでいる。
調印式では、海東英和・高島市長と千田千代和・若狭町長が協定書に調印して握手を交わした。
海東市長は「いざという時のため市民をあげ、仲良く交流したい」と述べ、千田町長も「最悪の状況でも助け合えることは心強い」と語った。 |