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「ザゼンソウ」が咲き始め 高島の群生地、暖冬で例年より早く
2007年1月29日
 早春に雪を割って咲く姿の特異さで知られる「ザゼンソウ」の花が、滋賀県高島市今津町弘川の群生地で今年も咲き始めた。高さ5−20センチの花があちこちに直立し、観光客の目を引いている。

 ザゼンソウは、サトイモ科の多年草。赤紫色の仏炎苞(ぶつえんほう)に包まれた黄色い花の形が、仏教僧の座禅姿に似ていることから名がついた。

 同町は国内で南限の自生地とされ、約5000平方メートルに2、3000株が群生している。例年は2月初めに開花が始まるが、今年は暖冬で10日以上早まった。3月末まで順次開花し、2月から3月にかけて見ごろを迎える。

 群生地の世話をしている桂田泰三さん(79)は「雪を突き上げて咲く光景は今年は無理ですが、独特の姿を見て楽しんでほしい」と話している。

 今津町観光協会は2月25日に群生地で「ザゼンソウまつり」と、JR近江今津駅から約5キロを歩く見学ツアーを開催する。問い合わせは同観光協会Tel:0740(22)2108。
京都新聞


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