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比叡山の登山道など紹介 大津市の男性がガイド本出版
2006年1月12日
 信仰の山、比叡山を登山の対象として見直したガイド本を、大津市の男性がこのほど出版した。「比叡山1000年の道を歩く」で、長い歴史にはぐくまれた多くの登山道を紹介したほか、山中にある史跡や文化財、植物にもスポットを当てている。

 大津市坂本8丁目のグラフィックデザイナー竹内康之さん(54)。

 登山が趣味で、10年あまり前に京都市から引っ越してきたのを機に自宅近くの比叡山に登り始めた。豊かな歴史文化がある参詣の道や修行の道、日本海側と太平洋側の特徴が交じるユニークな植生など独特の魅力にひき込まれたという。

 本では、比叡山や魚ノ子山、霊山ノ峰など比叡山系の主な十六峰を取り上げ、主要な登山ルートを紹介した。主峰の比叡山(848メートル)は、滋賀側からと京都側からの計5ルートを詳細に記述している。1000日回峰行で行者が歩く約30キロの道も地図で表示した。

 比叡山に連なる東山連峰にも足を伸ばしており、大文字山や如意ケ岳、清水山などについても幅広く掲載している。

 いずれも地図、コースタイムの目安、難易度を明示した。竹内さんは「ケーブルや道路が発達した現代では比叡山を登山する人は少ないが、本を片手に歩いてその魅力に触れてもらえれば」と話している。1600円(税抜き)。問い合わせはナカニシヤ出版Tel:075(723)0111。
京都新聞


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