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高島市指定文化財に 高島音頭、河原市一里塚跡
2007年1月11日
 高島市教委はこのほど、新しい市の文化財に「史跡・河原市一里塚跡」と「無形民俗文化財・高島音頭」の2件を指定した。市の文化財指定は市誕生後初めて。

 河原市一里塚は、滋賀県高島市新旭町安井川に残る江戸時代初頭につくられた。現在では1辺約5メートルのいびつな方形で、高さは最高で約1メートルの土盛りとなって残っている。「高島郡誌」によると、市内を通る西近江路に7つの一里塚があったが、残っていて場所が特定できるのは河原市だけという。

 高島音頭は市内各地に伝わる盆踊り歌。発祥は室町時代と伝えられ、明治時代に義太夫の文句が取り入れられ、ほぼ現代の形になった。約20年前の調査では、12地域で独自の音頭が伝承されており、音頭の調子や振り、用いる楽器が少しずつ違っている。市内には2つの保存会があり、他にも継承、復活の動きがある。高島市は合併前の旧5町1村が指定した文化財も市指定文化財として引き継いでおり、今回の2点と合わせ121点となる。
京都新聞


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