高島市鵜川の白鬚(ひげ)神社(梅辻春樹宮司)で5日、秋季大祭が開かれ、神前で授かった名前で子どもを呼んで健康と長寿を願う「なるこまいり」が行われた。我が子の健やかな成長を願う多くの親子連れらでにぎわった。6日まで。
なるこまいりは、同神社で江戸時代中期から続く神事。数え年2歳の子に神前で名前を授け、親が3日間呼び続けることで子供の健康や延命長寿を祈る。
親子らは、受け付けで紙に書かれた名前を受け取った後、おはらいを受けるなどした。家族5人で訪れた同市安曇川町の会社員、大山洋史さん(32)は「正しく、健康に育ってほしい」と話し、長女玲ちゃん(1)に授かったばかりの名前「由季」と呼びかけていた。 |